JAXAウェブサイト > 宇宙利用推進本部Web > 準天頂衛星システム > 02「準天頂衛星システム計画」とは?
日本の衛星測位システムのあり方としては、GPSと共存、助け合いながら、自律できる衛星測位システムを作り、東アジア・オセアニアを対象とした地域衛星測位システムを継続的に運用することを目指しています。
   
   
当初の計画は、通信・放送・測位の3つの分野のサービスを融合したものでした。その計画は、民間の提案からスタートし、官(=国)民(=民間)の連携によって推進され、民間が衛星の開発と通信・放送分野の事業化を行い、測位分野はJAXAをはじめとする国の研究開発機関が、高精度な測位システムの実現に必要な技術開発とその実証を担当し、民間がその事業化を行う予定でした。

その後、通信・放送分野における民間事業化断念を受けて、準天頂衛星システム計画の見直しが行われました。その結果、衛星測位の重要性等を考え、まず、国が主体となって測位単独の『準天頂衛星システム計画』を立ち上げることになりました。
平成18年3月31日に「準天頂衛星システム計画の推進に係る基本方針(測位・地理情報システム等推進会議)」が示され、これに基づき、準天頂衛星システムは、段階的に計画を推進することとなり、まず第1段階として、1機の準天頂衛星により、GPS補完・補強に関する技術実証・利用実証を行うことになりました。

さらに、第1段階の技術実証・利用実証に引き続き、第1段階の結果の評価を行った上で、初号機を含めた3機の準天頂衛星によるシステム実証を行う第2段階へと進む計画です。

 

   

 

「準天頂衛星システム計画の推進に係る基本方針」の要旨は以下の通りです。

  • 第1段階として、測位単独衛星1機を打上げ、技術実証、利用実証を行う。
  • 第1段階は、文部科学省が総務省、経済産業省、国土交通省の協力を得て取りまとめ担当となり、計画を推進する。         
  • 1号機打上げ後、軌道上実証結果を評価の上、第2段階への移行を判断する。         
  • 第2段階は、3機体制によるシステム実証を行う。         

 

   
     
   
   
   
   

準天頂衛星システム計画の第1段階は、文部科学省が取りまとめ担当となり、総務省、経済産業省、国土交通省の協力を得て計画を推進しています。

JAXAは関係研究機関と協力して、「高精度測位実験システム」という、より高精度な測位を可能にするための実験システムの開発、準天頂衛星バスシステム及び追跡管制システムの整備、運用を行うとともに、システム全体の取りまとめを担当します。

 

   
   

準天頂衛星システム計画の第1段階は、文部科学省、総務省、経済産業省、国土交通省の4省が中心となり、関係研究4省の研究機関が協力しつつ、準天頂衛星システムの実現に不可欠な先端技術の技術開発・軌道上実証を行うことを計画しています。各機関の主な担当は以下の通りです。

 

 
機関 担当
文部科学省 宇宙航空研究開発機構
(JAXA)
−高精度測位実験システムの開発取りまとめ
−GPS補完技術の開発・実証
−準天頂衛星初号機バスシステム開発取りまとめ
−準天頂衛星初号機追跡管制システム開発取りまとめ
−準天頂衛星初号機打上げ及び軌道上運用
総務省 情報通信研究機構
(NICT)
−時刻管理系の開発及び軌道上実証
経済産業省 産業技術総合研究所
(AIST)
−測位用擬似時計技術の開発・実証
国土交通省 電子航法研究所(ENRI)
国土地理院(GSI)

−広域DGPS補強技術の開発・実証
−高精度補正技術の開発・実証
   
   
   
   




01 「準天頂衛星システム」とは?  02 「準天頂衛星システム計画」とは?  03 「高精度測位実験システム」とは?  04 準天頂衛星がもたらす未来
05 準天頂衛星+GPS=?  06 生活に欠かせないGPS  07 今いる場所・時間がわかる測位って?
宇宙航空研究開発機構 宇宙利用推進本部 準天頂衛星システムプロジェクトチーム
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